株取引はいつも冷静に

株で痛い目を見てもう取り返しのつかないことになってしまった方の話題をインターネットで見ることが多いです。もっと稼ぎたい、損を取り戻したいという気持ちもわかりますが株に関しては無茶は厳禁です。余裕資金で行なうことが第一条件です。

株式分割して以来、高値圏にある岩谷産業

岩谷産業は、LPG分野でも国内でもトップのシェアを誇る企業で、ガス関連では日本を代表する企業です。産業用から家庭用まで裾野も幅広く、燃料機器・調理機器・健康食品までの事業を手がけています。

会社自体は1945年に設立され、東証への上場は1962年に果たしている老舗の企業です。株式分割に関しては1995年に行なっており、現在は単元株1,000株単位となっています。

岩谷産業の株価の経緯については、上場来最高値が1989年の1,430円で分割前に達しており、それ以降は低い水準で推移しており、上場来最安値は2002年の139円です。長らく200円~400円の水準のボトム相場を形成していた状況です。

ただ近年に至っては600円の水準をキープしているなど、比較的に高値圏を維持しています。そのきっかけが、2014年6月に報道されたトヨタ自動車などの自動車メーカーの水素で走る燃料電池車の販売の報道をきっかけにしてです。

当然、街中に水素ステーションの建設が推進される見込みから、古くから岩谷産業がエネルギーとしての水素を扱っている企業から買われたものです。一時期、800円を超える株価水準となり、現在は小休止の模様で600円前後となりますが、水素カーが次世代型燃料電池カーとしても期待されていることから高値水準もキープした状態です。

ちなみに2014年の高値に到達した株価は分割後初めてのため、22年ぶりの高値水準ということで市場でも注目された銘柄となっています。なお政府の計画でも水素ステーションお100ヶ所を掲げ、順次増やす意向も見られ、岩谷産業にとっても追い風です。

アナリストの岩谷産業の評価については、水素ステーションの建設では補助金政策により左右される側面もあり、未知数と評価されています。